作者　 ：　（発酵）大豆

サイト　：　にじファン

SPOREというPCｹﾞｰﾑの二次創作。最近はファンタジー世界で人外に転生という展開がそれなりに増えていますが、微生物からスタートする作品というのはそうないでしょう。元人間の主人公が微生物から成り上がって（進化して）いく作品なのですが、なんというか主人公以外に登場するキャラクター達が単純であるが故に愛嬌たっぷりで可愛いです。だがしかし、原作ゲームを知っている自分としては、もろに海外系クリーチャーな外見を想像してしまって少し複雑…この記事を書いている時点で、ついに人型（といってもケンタウロス型爬虫類ですが）になり、更に節目を迎えるようです。

 

作者　 ：　ラスカル次長様

サイト　：　それにつけても金のほしさよ

今更こんな僻地で紹介するまでもない名作ギャグ。街の小さな食堂を舞台に、店長のやらない夫、バイトの金糸雀、そして店を訪れる様々な（一癖ある）人物達が、本人的には物凄く真面目に、傍から見るとバカをやる短編連作。台詞回しとか間の取り方がとにかく上手いと感じる作品です。個人的には主人公の妹であるやらない子のセリフが大好きです。特に兄妹のやり取りには、モニタの前で笑いを堪えるのに苦労しました。

同じ作者様の「【童話】全裸の王様」もいい出来です。

作者　 ：　空乃無志様

サイト　：　arcadia／pixiv

タイトルから銀凡伝の二次創作かと思ったら、転生オリ主が平凡どころか腹黒知略チートな銀英伝SSでした。主人公の立ち位置は珍しいことに同盟軍人でも帝国貴族でもなく、なんとトリューニヒトの私設秘書。優秀過ぎるその頭脳と原作知識を活かしてトリューニヒトの信頼を勝ち取り、黒幕よろしく銀河のページを綴っています。

主人公は極めて冷めた性格をしており、トリューニヒト陣営にいながらも彼に尽くすつもりなど皆無です。なんせトリューニヒトを「扇動が巧いだけのペテン師」と称したヤン・ウェンリーに対し、真顔で「そこに日和見主義者の厚顔無恥がつけば完璧です」などと言い切ってますから。面白いのはそのようにトリューニヒトと毛嫌いするヤンに、トリューニヒトに対して好意を持たせるのではなく、ある一面においては彼が優秀であること認めさせ、使いでがあると納得させることで協調路線を取らせるように仕向けている所。同様に口先だけでジェシカ・エドワーズもトリューニヒト内閣に取り込んでおり、向うところ敵無しといった感じ。この悪辣無比なオリ主にラインハルトがどのように絡め取られるか、今から楽しみな作品です。

作者　 ：　福井県民様

サイト　：　arcadia

オタクが朝倉家に存在しないはずの次男として転生したら、一族党朗にオタク気質が伝染したでござるの巻。
なんという時代考証に口出し無用。蹴鞠でドライブシュートをかます主人公（しかも横文字で技名叫ぶ）を家臣を踏み台にしてオーバヘッドキックで迎え撃つ兄（朝倉義景）とか、会議そっちのけで主人公が考案した麻雀にハマる家老集とか、バカヅキのせいで麻雀禁止令出される朝倉宗滴とか、初音ミクにどハマりする猿夜叉丸とか…お前ら戦国時代を生き抜く気があるのか、いいぞもっとｙ（ｒｙ

惜しむらくはこの作品も更新が見込めない事でしょうか。最終更新2010年の10月…（TT